「資金計算」とは、簡単に言うと「住宅購入にかかるトータルの資金」を計算すること。家を購入する前後でいくらの支払いが予測されるか、物件の価格だけでなく、諸費用や購入後の修繕管理費の変化予測もふまえて計算することを指します。
たとえば、3000万円の新築戸建てを購入するとき、一般的には物件価格×10%(=300万円)前後の諸費用がかかります。修繕管理費(予算)は物件や建築方法によって異なりますが、目安として1~2万円前後。この修繕管理費(予算)は、年を追うごとに上がっていきます。そこで、購入時だけでなく、購入後も含めて住宅にかかる費用を計算する必要があるのです。
資金計画について
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資金計算とは?
資金計画とは?
自己資金(頭金)を決める
最初のステップは自己資金の額を決めることです。自己資金というと現在の預金額と考えがちですが、手元のお金をすべて自己資金に充ててはいけません。突然の病気など不測の事態に備え、数ヶ月分の生活費や、確実に必要になる子どもの教育費などは残した上で自己資金を決めましょう。
住宅ローンの借入額を決める
次に、住宅ローンの借入額について考えます。ポイントは「借りられる額」ではなく「返済できる額」から決めるということです。
賃貸に住んでいる方なら、今支払っている家賃が返済額の目安となりますが、持ち家には次のような費用がかかってきますので、それらを引いたものがおおよその返済額になります。
・固定資産税、都市計画税(物件によるが都市部であれば月1万円くらい)
逆に、住宅ローンの団体信用生命保険に加入する場合には、現在の生命保険料を減らせる可能性がありますので、その分は返済額にプラスしてもよいでしょう。
毎月の返済額が把握できたら、以下の表に当てはめて、借入額を算出します。銀行や不動産会社のサイトなどでは借入額のシミュレーションが簡単におこなえる機能が提供されていますので、利用してみるのもよいでしょう。
住宅情報館ローンシミュレーション https://www.jutakujohokan.co.jp/simulation/
借入額算出表
毎月の返済額 | 借入期間30年 | 借入期間30年 |
---|---|---|
8万円 | 2,466万円 | 2,806万円 |
9万円 | 2,774万円 | 3,156万円 |
10万円 | 3,082万円 | 3,507万円 |
11万円 | 3,390万円 | 3,858万円 |
12万円 | 3,699万円 | 4,209万円 |
13万円 | 4,007万円 | 4,559万円 |
14万円 | 4,315万円 | 4,910万円 |
15万円 | 4,623万円 | 5,261万円 |