家づくり
2021/11/26

地球環境にやさしい暮らしの実現へ「高気密・高断熱のZEH住宅」

近ごろ耳にする機会が増えた「ZEH住宅」。
いま世界規模で取り組まねばならない「地球温暖化問題」に対し、「住宅の省エネルギー化」も最重要課題のひとつになっているのです。

先日、太陽光パネルを設置した長野市Y様邸では、冷暖房の使用をできる限りおさえ、CO2排出量を少なくするために、気密性を高めた高気密・高断熱のZEH住宅を建てることにしました。

■ZEH(ゼッチ)住宅とは?
高い「断熱」性能をベースに、家庭で消費するエネルギーをできる限り減らし、太陽光発電パネルでエネルギーを創ることで、総合的なエネルギー消費量をおおむねゼロにする家のことを言います。

ZEH = Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、通称「ZEH(ゼッチ)住宅」と呼ばれています。

●ZEH住宅のポイント
ZEH住宅3つのポイント、「断熱」「省エネ」「創エネ」。
国がZEH住宅と認めるには、この3つの基準を満たす必要があります。

①「断熱」
断熱材などで外皮の断熱性を強化し、冷暖房にできるだけ頼らない家づくり。
高気密・高断熱の家は、外気温の影響をあまり受けず、室内を快適な温度に保ちます。

②「省エネ」
省エネ性に優れた設備や家電を導入し、電気・ガス代を削減。

③「創エネ」
太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーを導入し、使った電気を自家消費。

■気密測定

Y様邸の気密性、断熱性を測るため「気密測定」を行いました。
「気密測定」は建築中と完成後の2度行います。今回は1回目。

ZEH住宅の快適性を測るには3つの数値が鍵となります。

●C値=気密性
家全体の隙間がどれくらいあるのかを表した数値(ドアや扉の隙間から鍵穴の隙間まで家中のありとあらゆる隙間)。
数値が小さいほど隙間が小さく、気密性能に優れた家であることを示します。
気密性が高いと、結露も起こりにくくなります。

全国で5つの地域区分に分けられて基準値が設定されていますが、最も寒い北海道地域の基準値が0.6㎠/㎡に対し、Y様邸の結果は北海道地域の基準値をはるかに超える0.4㎠/㎡!
家全体の隙間が名刺大くらいしかなく、気密性が高い証です。
20年程前に建てられた高気密と呼ばれる家でも、障子1枚分くらいは隙間があります。

●UA値=断熱性
壁からどれだけ熱が逃げるのかを表した数値。
数値が小さいほど熱が外に逃げにくくなり、断熱性能に優れた家であることを示します。
断熱性が高いと、熱が逃げにくくなり、光熱費も抑えることができます。

●ηAC値=遮熱性
夏場の熱の入りにくさを表した数値。
数値が小さいほど夏の日差しを遮り、遮熱性能に優れた家であることを示します。
遮熱性が高いと、冷房が効きやすくなり、光熱費も抑えることができます。

高気密・高断熱のZEH住宅は、光熱費を抑えてくれるだけでなく、夏の熱中症、冬のヒートショックも軽減します。
地球環境にやさしく、健康的で快適な暮らし。
政府は、2030年までに新築住宅の平均でZEHを実現することを目標を掲げ、戸建住宅や集合住宅に対するさまざまな補助金制度を設けています。
エネルギーの自給自足ができる快適な住まいが、これからのスタンダードになっていくことでしょう。

Y様邸完成までもう少し!
完成後は内覧会を予定しておりますので、気密測定により裏付けされた「高気密・高断熱のZEH住宅」をぜひ体感しにお越しください。

ZEH住宅、省エネ住宅、スマートハウスを希望されるみなさま、お気軽にお問い合わせください。
TEL:026-225-9906(8:30-18:00)

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