家の柱、梁、棟木までを一気に組み上げる「上棟・上棟式」
県内各地で初雪を観測した11月27日(土)、豊木工舎では「上棟(じょうとう)」を行いました。
「上棟」とは、基礎工事完了後、家の柱、梁、家の最上部で屋根を支える“棟木“(むなぎ)取り付けまでのことを言います。
別名「棟上げ(むねあげ)」「建前(たてまえ)」「建方(たてかた)」とも呼ばれており、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
■上棟の一日
この日は、熟練大工の職人技による木材カット「墨付・刻み」によって手加工された何百本という数の梁や柱を、仲間の大工職人の協力を得て、一気に組み上げる特別な日です。
・8時前
大工職人さんたちとクレーン技師さん、お施主様が揃って朝礼からスタート!
この日のために手刻みされた木材たちを次々と組み上げていきます。
気の合う熟練の職人たちによる連携プレーでどんどん組み上がっていきます。
何百本とあった木材たちが、わずか数時間であっという間に組み上がり、最後に屋根の一番高い場所に「棟木(むなぎ)」が上がります。これが「上棟」です。
■上棟式
上棟式とは、無事棟が上がったことへの感謝と、このあと新築される家に災禍なく、末長い幸せと繁栄を願って神々を祀り祈る祭儀です。
①棟木の上に飾り物を上げる
棟木を叩いて入れこむことで、家を守ってくれる神霊をしっかりと棟に叩き込みます。
②祭壇に御幣(おんべ・おんべい)や神饌(しんせん)物を飾る
日付、お施主様の名前、設計施工業者名などを書き入れた「御幣」や神様への供物を飾ります。
「御幣」は、そのあと家の一番高いところ(天井裏や屋根裏)に祀られます。
家が完成した後、棟木を通して神霊が降りてきて、家を守ってくれるとされています。
●木遣りとは
労働歌の一つとして、重いものを引き揚げる時に掛けさせた掛け声がはじまりとされている「木遣り」。その後、祝い事にも歌われるようになり「祝儀歌」として上棟式でも歌われるようになりました。
今では歌われる機会も減っていますが、豊木工舎では上棟式の際、必ず歌います。
⑥乾杯
最後は雪の降る中で終了となりましたが、無事に「棟上げ〜上棟式」を終え、これから完成まで安全を祈り、意思を団結させました。
上棟式は、工事に関わる人が一同に会する機会。
今後の工事の安全を祈願し、協力して家を完成させようという団結の機会でもあるのです。
完成をお楽しみに☆
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