エコハウス
2024/07/29

エコライフに向けた太陽光発電と蓄電池の導入ガイド~検討段階の方向け~

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– 太陽光発電と蓄電池の基本的な概要

太陽光発電の仕組み

太陽光発電は、太陽からの光エネルギーを電気エネルギーに変換するシステムです。
以下が太陽光発電の基本的な仕組みです。

  1. 発電:ソーラーパネル(太陽電池モジュール)で太陽光を受けて直流電気を生成します。
  2. 変換:パワーコンディショナーで直流電気を交流電気に変換します。
  3. 振り分け:分電盤を通じて家庭内の各部屋や家電に電気を供給します。
  4. 使用:家庭内で電気を使います。余った電気は電力会社に売電することもあります。

 

蓄電池の仕組み

蓄電池は、発電した電気を蓄え、必要なときに利用できる装置です。
以下が蓄電池の基本的な仕組みです。

  • 充電:太陽光発電でつくった電気を蓄電池に蓄えます。
  • 放電:夜間や停電時に蓄えた電気を使います。
  • 種類:主にリチウムイオン電池が家庭用蓄電池として使われています。

 

太陽光発電と蓄電池の併用

太陽光発電と蓄電池を併用することで、昼間に発電した電気を蓄え、夜間や停電時に利用できます。
主なメリットとしては以下があります。

  1. 非常時の電源として活躍:蓄電池があれば停電時でも電気を使えます。
  2. 光熱費の削減:蓄電池を使って昼間に発電した電気を夜間に使うことで、電気料金を削減できます。

ただし、導入・維持にかかるコストが高い点にも注意が必要です。それでも、太陽光発電と蓄電池を同時に設置することをおすすめします。

今後、両者の存在感は増していくことでしょう!

 

-太陽光発電と蓄電池導入のメリット

自家消費率の向上

太陽光発電と蓄電池を併用することで、自家消費率を向上させることができます。
具体的には、以下の点が挙げられます。

  • 昼間の発電を夜間に利用:太陽光発電で昼間に発電した電気を蓄電池に蓄え、夜間に使用できます。これにより、電力会社からの電気を購入する必要が減り、電気料金の節約につながります。

 

非常時の備え

蓄電池は停電時にも電力を供給できるため、非常時の備えとして活用できます。例えば、以下の点があります。

  • 停電時でも家電を使用可能:蓄電池があれば、停電時でも家電を使うことができます。ライトや通信機器などを継続して利用できるため、安心感があります。

 

環境への貢献

太陽光発電と蓄電池の導入は、環境への貢献にもつながります。具体的には以下の点があります。

  • 再生可能エネルギーの活用:太陽光発電は再生可能エネルギーであり、化石燃料に比べて環境にやさしい選択肢です。
  • CO2排出の削減:発電時のCO2排出量が少ないため、地球温暖化対策に寄与します。

太陽光発電と蓄電池の併用は、エネルギー効率の向上や環境保護に役立ちます。

 

-太陽光発電と蓄電池導入のデメリット

初期費用

太陽光発電と蓄電池の設置には、初期費用がかかります。具体的には以下の点が挙げられます。

  • 太陽光発電の導入費用:2024年度での住宅用太陽光発電設置単価想定値は約25.5万円/kWです。(経済産業省資源エネルギー庁_調達価格等算定委員会)これにはソーラーパネルやパワーコンディショナーなどの機器の購入費用が含まれます。
    ※架台、設置工事費、電気工事費、申請手数料、延長保証などは含まれません。
  • 蓄電池の購入費用:蓄電池にも別途コストがかかります。リチウムイオン電池を使用する場合、その価格も考慮する必要があります。

 

スペースの必要性

太陽光発電と蓄電池の設置には、屋根や庭に十分なスペースが必要です。具体的には以下の点があります。

  • ソーラーパネルの設置スペース:屋根にソーラーパネルを設置するためのスペースを確保する必要があります。屋根の面積や向き、傾斜角度などを考慮して適切な配置を決定します。
  • 蓄電池の設置場所:蓄電池は室内や屋外に設置できますが、設置場所を検討する必要があります。蓄電池のサイズや重量、通気性などを考慮して適切な場所を選びます。

これらのデメリットを考慮しながら、太陽光発電と蓄電池の導入を検討することが大切です。

 

-導入を検討する際のポイント

設置費用の詳細

太陽光発電と蓄電池の設置には、以下の費用がかかります。

  • ソーラーパネルのコスト:ソーラーパネル(太陽電池モジュール)の価格は、設置面積や出力によって異なります。先に上げた約25.5万円/㎾のシステム費用と工事費等の導入費用のほかに、発電量維持や安全性確保の観点から3~5年ごとに1回程度の定期点検が推奨されており、1回当たりの定期点検費用の相場は5㎾で約3.5万円程度です。
  • パワーコンデショナーのコスト:太陽光発電の直流電気を交流電気に変換するパワーコンデショナーにかかる費用も考慮しましょう。パワーコンディショナーは20年間で一度は交換され、29.2万円程度が一般的な相場になるそうです。
  • 蓄電池の価格:蓄電池の種類や容量によって価格が異なります。ソーラーパネルの発電容量にも考慮してサイズを決めましょう。

 

スペースの確保

デメリットでも挙げましたが、太陽光発電と蓄電池の設置には、適切なスペースを確保する必要があります。

 

自分のニーズに合った選択

最終的には、自身のニーズに合った選択をすることが重要です。

  • 予算:設置費用を含めた予算を考慮しましょう。
  • エネルギー消費量:家庭の電力消費量を把握し、必要な出力を計算して適切な容量を選びます。

 

-まとめ

利点の再確認

  1. 自家消費率の向上:太陽光発電と蓄電池を併用することで、昼間に発電した電気を夜間に利用でき、自家消費率が向上します。
  2. 非常時の備え:蓄電池は停電時にも電力を供給できるため、安心感を提供します。
  3. 環境への貢献:再生可能エネルギーの活用により、地球環境に貢献できます。

 

課題の再確認

  1. 初期費用:太陽光発電と蓄電池の設置には初期費用がかかります。設備の価格を検討しましょう。
  2. スペースの必要性:屋根や庭に十分なスペースを確保する必要があります。設置場所を考慮しましょう。

 

※価格は経済産業省資源エネルギー庁_調達価格等算定委員会を参考にしています。

 

予算については補助金の活用をご検討ください!

 


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