物価高&金利上昇時代に後悔しない!新築住宅の賢い資金計画とは?
住宅新築における資金計画の立て方
近年の物価高騰や金利上昇により、住宅の取得コストはますます上昇しています。こうした状況の中で、慎重な資金計画を立てることが、将来の安心につながります。今回は、土地1,500万円・建物3,000万円のケースを例に、無理のない資金計画の立て方を解説します。
1. 総予算を把握する
住宅の建築には土地代と建物代以外にもさまざまな費用がかかります。以下が主な費用項目です。
- 土地代:1,500万円
300,000円/坪×50坪で計算しています。地域によって坪単価は上下するので、住みたい地域の相場を調べてみましょう。
【SUUMO】全国の土地価格相場情報 - 建物代:3,000万円
本体工事と付帯工事で100万円/坪×30坪(3LDK)で計算しています。
※一般的な坪単価は本体工事のみとなり、付帯工事(電気・ガス・水道の引き込み工事や地盤改良工事など、建物本体以外にかかる工事費用)は含まれていません。 - 諸費用(登記費用・税金・引っ越し費用など):300万円程度(総額の約5〜10%)
- 外構工事費:200万円〜300万円
このように、実際の総予算は約5,000万円となります。
2. 自己資金と借入額を決める
家を建てる際は、自己資金と住宅ローンのバランスが重要です。一般的に、自己資金として**2割程度(1,000万円)**を準備すると安心ですが、難しい場合は1割(500万円)でも可能です。
仮に自己資金500万円とすると、住宅ローンの借入額は 4,500万円 となります。
また、住宅ローンの返済比率(年収に対する年間返済額の割合)は一般的に25〜30%以内が理想とされています。これを基に、必要な世帯年収の目安を計算すると以下のようになります。
【例】借入額4,500万円・金利1.5%・35年ローンの場合
- 毎月の返済額:約 13.8万円
- 年間の返済額:約 165.6万円
- 必要な世帯年収の目安(返済比率25%):約660万円
- 必要な世帯年収の目安(返済比率30%):約550万円
このように、ご家庭の収入と返済比率を考慮しながら無理のない借入額を設定することが重要です。
仮に自己資金500万円とすると、住宅ローンの借入額は 4,500万円 となります。
3. 月々の返済計画をシミュレーション
住宅ローンの返済計画を立てる際には、無理なく支払える金額を考えることが大切です。
【例】金利1.5%(固定金利)・35年ローンの場合
- 借入額:4,500万円
- 返済期間:35年
- 毎月の返済額:約 13.8万円
これに加えて、固定資産税やメンテナンス費用も考慮する必要があります。月々の住居費は収入の25〜30%以内に収めるのが理想です。例えば、必要な世帯年収の目安が660万円の場合、月収は約55万円となり、住居費の目安は13.8万円〜16.5万円が適切と考えられます。この範囲内に収めることで、他の生活費や将来の貯蓄にも余裕を持たせることができます。
4. 住宅ローン選びのポイント
住宅ローンには「固定金利」と「変動金利」があります。
- 固定金利:金利が変わらず、将来の返済額が明確
- 変動金利:金利が低めだが、将来の金利上昇リスクあり
将来的な安定性を重視するなら固定金利、初期の負担を抑えたいなら変動金利がおすすめです。
また、長期固定金利の住宅ローンとしてフラット35があります。これは、最長35年間の固定金利で借りられる住宅ローンで、金利が変動しないため将来の返済計画が立てやすいのが特徴です。頭金を1割以上用意すると金利が低くなる優遇措置もあります。
さらに、フラット35は公的機関が関与しているため審査基準が比較的緩やかであり、フリーランスや自営業の方でも利用しやすいというメリットがあります。また、省エネルギー住宅や長期優良住宅に適用されるフラット35Sという金利優遇制度もあり、一定の条件を満たすことでより低金利で借り入れが可能になります。これにより、より負担の少ない住宅ローンの組み立てが可能になります。
5. 無理のない資金計画を立てよう
家を建てた後も、教育費や老後資金などの出費は続きます。そのため、以下の点を意識すると安心です。
- 頭金をできるだけ準備する(借入額を減らす)
- 無理のない返済額を設定する(収入の25〜30%以内)
- 金利タイプを慎重に選ぶ
しっかりと計画を立てることで、安心してマイホームの夢を実現できます
この数年で土地の価格が上がり、建築資材も毎年値上げをされています。
併せて耐震、断熱基準も厳しくなっているため、より良い材料をたくさん使わなければなりません。
安心で健康的なマイホームというのは理想でもありますし、私たちもそういった家を提供していくのは当然です。
しかしながら、その分費用がかかり、家計を圧迫するのは必至です。
「そろそろ家が欲しい!」と思い立ったら、まず資金計画から手を付けてみてください。
ぜひ、ご自身の状況に合わせてプランを立ててみてください!
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